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眼科で『視力検査だけ』は可能?費用や流れ・メガネ店との違いを解説

2025年10月30日

眼科で『視力検査だけ』は可能?費用や流れ・メガネ店との違いを解説

「眼科で視力検査だけ受けられますか?」「コンタクトレンズの度数だけ測ってもらえますか?」

このような質問は眼科で頻繁に聞かれます。

時間や費用を節約したい気持ちは理解できますが、実は目の健康を考えると『視力検査だけ』では十分ではないかもしれません。

人生100年時代を迎え、目の健康の意味は大きく変わってきました。

単に『よく見える』だけでなく、緑内障やアイフレイルなど、自覚症状のない目の病気を早期発見することがより重要になっています。

この記事では、眼科での視力検査の実際とメガネ店との違い、そして『視力検査だけしたい』という方に知っておいてほしい情報を分かりやすく解説します。

メガネやコンタクトレンズを使用されている方、目の健康に不安をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

眼科で視力検査だけ受けられるのか

眼科で視力検査だけ受けられるのか

『メガネやコンタクトを作るために視力検査だけ受けたい』とお考えではありませんか?

結論からいうと、眼科で視力検査だけを受けることは可能です。

ただし、目の総合的な健康を守るには、視力検査とあわせて他の検査も受けるのがより効果的だといえます。

眼科とメガネ店の視力検査の違い

眼科とメガネ店の視力検査には本質的な違いがあります。

メガネ店での検査はメガネ・コンタクトの作成に特化していて、多くは無料で受けられますが、目の健康状態を把握するものではありません。

一方、眼科での検査は目の総合的な健康状態を確認するもので、視力だけでなく目全体の健康を守るための大切な機会です。

メガネ店での検査は即時メガネが必要な場合や、時間が限られている場合に適しています。

しかし、眼精疲労や緑内障などのリスクを含めた検査を希望するときは、眼科での専門的な検査が不可欠です。

目的に応じた適切な選択が重要といえるでしょう。

眼科の検査で分かること

眼科の検査では、視力の測定だけでなく以下のように多くのことが分かります。

  • 視力の正確な状態
  • 眼の健康状態(結膜や角膜の状態、目の奥の異常の有無など)
  • 早期の疾患発見(網膜裂孔、緑内障、白内障などの早期発見)

とりわけ重要なのは、視力測定だけでは緑内障を見つけられないという点です。

緑内障は40歳以上の方にとって身近な疾患ですが、視野が欠ける初期段階では自覚症状がほとんどなく、通常の視力検査だけでは発見が困難です。

検査の費用と所要時間

検査費用と所要時間は以下のように比較できます。

検査場所 費用 所要時間 検査内容
メガネ店 無料の場合が多い 15~30分程度 ・視力測定

・簡易的な屈折検査

眼科 保険適用で約2,000円前後 30分~1時間程度 ・視力測定

・眼圧検査

・眼底検査など

眼科での検査時間は少し長くなりますが、目の健康状態を総合的に評価できる点がメリットです。

保険適用について

眼科での視力検査は健康保険が適用されます。

初診料と検査料をあわせて、3割負担の場合は約2,000円前後が目安です。

メガネ店では無料で検査ができることが多いですが、この費用は目の健康を守るためと考えれば決して高くはありません。

眼科での視力検査は、目の健康リスクが気になる方にとって重要です。長期的な目の健康を考えると、定期的な検査がおすすめです。

眼科での検査の流れ

眼科での検査の流れ

眼科での視力検査はどのような流れで行われるのでしょうか。

検査の予約から結果説明まで、安心して受診するためのポイントをご紹介します。

予約は必要か

眼科での視力検査は、クリニックによっては予約が必要となるため、事前に電話やWebサイトで確認しましょう。

深作眼科では、六本木院・横浜院共に予約制となっていて、24時間受付可能な専用ダイヤルやLINEで予約を受け付けています。

また、ホームページから問診票を印刷し、あらかじめ記入して持参いただくと、受付の所要時間を短縮できます。

はじめて眼科を訪れる方も、このような準備をしておくとスムーズに検査に進めるでしょう。

検査の内容

眼科での検査は単に視力を測るだけでなく、目の健康状態を総合的に評価するためのさまざまな検査が含まれています。

主な検査内容は以下の通りです。

  • 視力測定
  • 他覚的屈折検査(近視や乱視などの屈折異常を検出)
  • 眼圧測定(緑内障の早期発見に重要な検査)
  • 眼底検査(網膜や視神経の状態を確認)
  • 角膜曲率検査(コンタクトレンズ処方に必要な検査) など

これらの検査は目の健康状態を把握するためのもので、視力測定だけでは発見できない緑内障や加齢黄斑変性症などの早期発見につながります。

また、『アイフレイル』と呼ばれる目の機能低下の兆候も、これらの総合的な検査によって発見できることがあります。

検査時の痛みなどの不安について

『検査に痛みがあるのでは?』と心配されるかもしれませんが、眼科での検査はほとんど痛みや不快感なく受けることが可能です。

点眼薬を使用する際、一時的にしみる場合がありますが、すぐに治まります。

また、検査の種類によっては瞳孔を広げる散瞳薬(目薬)を使うため、その影響で明るい場所が眩しく感じたり、近くのものが見えにくくなったりすることがあります。

この症状は数時間続くため、検査当日は自動車やバイクの運転を避け、サングラスを持参するとよいでしょう。

散瞳薬を使用する検査を受けられる場合は、付き添いの方と一緒に来院するとより安心です。

眼科では経験豊かな専門スタッフが検査を担当するため、リラックスして検査を受けられます。

不安や疑問があれば、遠慮せず医師やスタッフに相談してください。

検査結果の説明と診察

検査が終わると医師から結果が知らされ、視力の状態はもちろん、目の健康状態についても詳しい説明を受けられます。

必要に応じて、メガネやコンタクトレンズの処方が行われ、眼疾患が疑われる場合は追加の検査や治療方針について案内されることがあります。

早期発見・早期治療が可能な疾患も多いため、定期的な検査が大切です。

疑問点があれば、この機会にしっかり確認しておきましょう。

視力検査についてのよくある質問

視力検査についてのよくある質問

視力検査やメガネ・コンタクトレンズについて、多くの方が疑問を抱えています。

ここでは、よくある質問を紹介します。

コンタクトの度数だけ測ってもらえますか?

『コンタクトレンズの度数だけを測ってほしい』とご希望されるかもしれませんが、結論からいうと、コンタクトレンズは度数だけでは適切に選べません。

コンタクトレンズの処方には、度数だけでなく、ベースカーブ(レンズの曲率)やDIA(レンズの直径)など、目の形状にあわせた数値が必要です。

さらに、目の健康状態を確認するのも重要です。

度数だけを知って通販などで購入すると、目にあわないレンズを使用することになり、角膜の傷や炎症、酸素不足による角膜内皮細胞の減少など、目の健康に支障をきたす恐れがあります。

目の健康と快適な視力のために、眼科医の総合的な判断に基づいた処方を受けるようおすすめします。

コンタクトはメガネの度数と同じでいいですか?

メガネとコンタクトレンズの度数は異なります。

メガネはレンズと目の間に約1cmの距離がありますが、コンタクトレンズは目の表面に直接装着するため、光の屈折の仕方が変わるためです。

また、レンズの素材や構造によっても適切な度数が変わるため、それぞれの視力矯正方法にあった処方が必要です。

自己判断でメガネの度数をコンタクトレンズに流用するのは避けましょう。

メガネは必ず眼科で作らないといけませんか?

メガネは、眼科で処方箋を発行してメガネ店で作ることも可能です。

眼科での検査によって正確な度数が分かれば、その処方箋を持ってお好みのメガネ店でフレームを選び、レンズを作れます。

ただし、深作眼科のように眼科内で専門のスタッフによるメガネ作成が可能な場合は、検査から作成まで一貫して対応できるメリットがあります。

とりわけ複雑な視力矯正が必要な方や、白内障手術後のメガネ作成などは、眼科医と連携したメガネ作成がおすすめです。

定期検査はどのくらいの頻度で受けるべきですか?

定期検査の頻度は年齢や目の状態によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • コンタクトレンズ使用者:3ヶ月に1回
  • メガネ使用者:1年に1回
  • 眼疾患がある方:医師の指示に従う

コンタクトレンズを使用している方は、角膜の健康を守るために定期的な検査が重要です。

また、40歳を過ぎると緑内障などの目の疾患リスクが高まるため、たとえ自覚症状がなくても年に1回程度の定期的な検査をおすすめします。

視力検査で人生100年時代の目の健康を守ろう

視力検査で人生100年時代の目の健康を守ろう

人生100年時代と言われる現代、目の健康を長く維持することは生活の質を保つうえで極めて重要です。

定期的な視力検査は、単に視力を測るだけでなく、目の健康を守るための予防医療として大きな意味を持っています。

予防医療としての視力検査の重要性

多くの眼疾患は、自覚症状のないまま静かに進行する特徴があります。

緑内障は日本人の中途失明原因として第1位を占めている病気ですが、視力検査だけでは発見できません。

40歳以上の5%程度、60歳以上では10%程度の方が緑内障になるといわれていて、40歳を超えると20人に1人という身近な疾患です。

また、近年注目されている『アイフレイル』という概念も重要です。

アイフレイルとは、加齢に伴う変化にさまざまなストレスが加わることで目の機能が低下した状態を指します。

これは介護が必要になる手前の段階であり、早期発見と対策が可能です。

目の健康管理のための具体的なアドバイス

目の健康を守るために、日常生活でできることはたくさんあります。

  • 定期的な眼科検診
  • デジタル機器の使用中はこまめに目を休める
  • バランスのよい食事を摂る
  • 目の紫外線対策
  • コンタクトレンズの適切な管理

これらの習慣を積極的に取り入れ、目の健康寿命を延ばしましょう。

なかでも定期的な眼科検診は、目に関する異常の早期発見・早期治療につながる効果的な方法です。

専門医による定期的なケアの必要性

自覚症状がなくても、目の健康状態は常に変化しています。

眼科では専門スタッフによる丁寧な検査を通じて、目の健康を総合的に評価します。

定期的な検査を受けることで、緑内障や白内障、加齢黄斑変性症などの早期発見が可能です。

また、近視や乱視、老眼などの屈折異常も正確に測定し、適切なメガネやコンタクトレンズを処方します。

人生100年時代を健やかに過ごすためには、目の健康管理が欠かせません。

視力検査をきっかけに、目のケアを始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

眼科での視力検査は単に度数を測るだけでなく、目の健康を総合的に守るための重要な機会です。

メガネ店の無料検査と異なり、眼科では緑内障やアイフレイルといった目の疾患も早期発見できます。

コンタクトレンズをお使いの方も、度数だけでなく目の形状や健康状態まで考慮した適切な処方を受けることが大切です。

とりわけ白内障手術を受けられた方は、手術前のメガネがそのまま使えないケースも多いため、専門的な検査と処方が必要です。

深作眼科』では、各種手術後の目の状態にあわせた特殊なメガネの処方も行っており、手術後の見え方の変化に対応した適切な視力矯正をご提案しています。

横浜院・六本木院共に予約制で、横浜院ではバスによる送迎も行っています。

目の健康維持は生活の質向上につながります。

視力検査を受けたい方や眼鏡の調子がおかしいとお感じの方は、どうぞお気軽にご相談ください。